研究開発部/研究所
I.Y
2021年 入社
INTERVIEW
自分の開発した商品を家族に使ってもらいたい
メインの担当はアイスノンという保冷ブランドの研究開発業務です。
またサブ担当として保温具や入浴剤、除湿剤など、幅広いカテゴリに携わっています。私たちが作っているのは、お客様に日常的に使っていただく商品です。商品自体の性能試験はもちろんのこと、お客様の手元に届くまでの輸送中や保管中に破損したり劣化しないか、といった耐久性や安定性の試験も行っています。
入社の経緯
実は私は元々化粧品業界を志望していたのですが、コロナ禍での
就職活動ということもあり、受験を予定していた企業の面接が延期になったり、募集自体が無くなるなど、思うように就活を進めることができませんでした。
そういう状況だったので方針転換も視野に入れ、改めて「自分はどのような仕事がしたいのか」「強みは何か」といった自己分析を行いました。その結果、自分が開発した商品を家族に使ってもらいたい、多くの人に愛される商品を開発したい、という思いが根底にあると気づき、日用品業界に興味を持ちました。そこで日用品業界にある各メーカーの特色や求める人物像などの企業分析をしていく中で、小さい頃から愛用してきた商品が沢山ある、白元アースで働いてみたいと思うようになりました。
入社前後に感じたギャップ
社内外問わず、人とのコミュニケーションが多いことに驚きました。
入社前はメーカーの研究職と聞くと、実験室でサンプルとにらめっこをしているイメージがありました。でも実際に入社してみると、研究所のメンバー同士は年の近い社員が多く、和気あいあいとした雰囲気でとても居心地が良かったです。私が試験で行き詰まったときには、経験豊富な先輩たちが多角的な視点から気さくにアドバイスをくれました。
また、研究開発部では様々な部署と連携して仕事を進めており、
商品企画を担当するマーケティング戦略部をはじめ、資材調達部門や、生産工場とも綿密に連携を取る必要があります。その他、取引先に向けた新商品提案会では実演を含めてプレゼンすることもあり、社外の方との交流の場が思ったより多かったことも印象的でした。こうした人との繋がりを多く持てる環境であったことは、嬉しいギャップでした。
働くやりがい
開発に携わった商品が店頭に並んでいるのを見ると
「頑張ってよかった」と思います。家族や友人、お客様の手元に届いたときは最もやりがいを感じますし、帰省時には商品を両親にプレゼントするようにしていて、毎回喜んでもらえるので、嬉しいです。
商品開発においては、「アイスノン 極冷えボディシート」という汗をふき取るシートタイプの商品があるのですが、その仕様決定に苦労した記憶があり、何度も試作や評価を繰り返しました。
その結果、ようやく形になり、実際に商品として世に送り出せたときはとても達成感がありましたし、我が子のような愛着もわきました。アイスノンのような長く愛されているブランドを担当することは大きな責任が伴いますが、それと同時に大きなやりがいを感じています。
働く上での苦労
学生時代の研究活動と違って、厳密な納期があり、商品を完成させるまでの全工程を、予定している発売日に向けて限られたスケジュールの中で進めなければならないので、その責任は大きく、プレッシャーに感じることもあります。
また私たちはシーズンごとに様々な商品開発に取り組んでいますが、その中にはこれまでにない、全く新しい仕様の商品もあります。手探り状態からのスタートとなりますが、商品が生産されてから流通し、最終的にお客様の手に渡るまでの全過程で起こり得るリスクを一つずつ特定し、それらの評価方法を考えながら対策していく必要があります。
大変なことも多いですが、会社を支える重要なポジションを任せてもらえたことへの誇りを持って、日々研究に取り組んでいます。
研究する上で心がけていること
最終的に商品の善し悪しを決めるのは当社の商品を実際に使っていただくお客様なので、開発のときは独りよがりにならないように注意しながら、「お客様がどう思い、どう感じるか」について考えることを大切にしています。例えば、商品のリニューアルを行う際には、お客様に喜んでもらうために、機能面で何か付加価値を加えることができないか、常に考えるようにしています。
白元アースの好きなところ
開発の過程で、試作品を自分たちで試す機会があります。例えば入浴剤の開発では、マーケや研究開発の社員が試作品のサンプルをお風呂に入れて実際に使い、使用感を確かめたりしています。そこから挙がった意見を踏まえて改良を加えたり、処方を変更することもあり、自分の意見や感覚が直接商品の開発に反映されることも多いです。なのでそうした商品への愛着は自然と強くなりますね。
どんな人が
白元アースに向いているか
「こんな商品を作りたい」「こんな技術を生み出したい」といった熱意のある人が向いていると思います。当社の研究開発部門は、マーケティング部門と二人三脚でアイデアを出し合いながら、お客様のニーズに応えることのできる商品を開発しています。またシーズ発想で、研究テーマがそのまま商品開発に繋がることもあります。いずれの場合も、自分の考えをどんどん発信できる人が、よりよい商品を世の中に送り出せるのだと考えています。